世界文化遺産「宮島厳島神社」 スライドショ―クリック 
宮島厳島神社は被写体の宝庫::昔から、安芸の宮島は「神の島」として崇められてきました。波穏やかな瀬戸内海に浮かぶ浪漫と歴史の島には、宮島のシンボルである厳島神社のみやびな社殿や朱塗りの大鳥居が島と海の大自然の中に見事に調和して平安朝時代の優雅さを今に残しています。平成8年12月に登録された世界文化遺産「宮島厳島神社」は私にとって被写体の宝庫です。
::約1900本の桜で薄ピンク色に染められる春の宮島。多くの花見客で埋まります。真っ青な空に映える桜と朱色の五重塔。日本の美を写真で表現できます。
::宮島の最大の祭り「管絃祭」が毎年旧暦6月17日に開催されます。満潮の時に神社の回廊の中を14丁の櫂を備えた伝馬船が3回廻ります。そして平安絵巻を繰り広げます。また、宮島水中花火が毎年8月14日に開催されます。全国のプロ、アマチュアカメラマンにとって、一度は撮ってみたい花火です。場所取りは前日真夜中0時に決まっています。時間になると三脚の行列です。終了後は数万人の人々がフェリー乗り場へ集中します。普通は徒歩15分のところが、この日は1時間はかかります。肉体の疲労は極限に達します。
::モミジ約200本が一斉に色づく秋の紅葉谷公園は絶景です。たくさんの紅葉狩りの人々で賑やかです。雨上がりの朝、秋雨に濡れて透過光に輝くモミジの色が最高に綺麗です。
::宮島の雪化粧。一番好きなシーンです。最近、気候が暖かくなり、年に一,二回しか雪が降りません。雪が珍しくなりました。朝起きて自宅の屋根に雪が積もっていたら千歳一隅のチャンスです。朝一番の船で行きます。純白の雪の包まれる朱色の厳島神社。寒さを忘れシャッターを切り続けます。
ライトアップ
::四季を通して楽しめるのがライトアップです。「厳島神社」「大鳥居」「五重塔」が日没30分後くらいから夜の11時まで、毎日ライトアップされ、海面に美しく反射して、幻想的な雰囲気に包まれます。
宮島厳島神社は私の一大テーマ::私の住まいからは非常に近く、宮島口まで車で20分です。駐車場に車を止め宮島口で連絡船に乗り、10分で宮島桟橋に到着、そして徒歩15分で厳島神社です。地元の地の利を生かしてよい作品を撮りたいと思い、フイルムからデジタルに移行した時から、一大テーマにして撮り続けてきました。写真を趣味にしていることで全世界に誇れる素晴らしい被写体「世界文化遺産・宮島厳島神社」をテーマとして撮影できることは私自身たいへん幸せだと思います。今後も、楽しく前向きに安芸の宮島を撮り続けたいと思っています。
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